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ゲーム情報

  • デザイナー:ぺこら/秋山真琴
  • DTP:ぺこら
  • デベロップ:ミスボドゲームズ
  • プレイ人数:2〜4人
  • プレイ時間:15分~
  • 対象年齢:10歳以上

10年後いつものカフェで会いましょう

そんなこんなで10年目。
さて、いつものカフェってどこだったけ?

そんなテーマのゲームです。
ハンドマネジメントで、手札から数枚を自分だけが見えるように場札として出します。これがいつものカフェを指しますが、もちろん最初はみんな適度にバラバラ。
そこから、カードに書かれた能力を使って「あなたの手札はどんな感じですかね」という質問をしていきます。
カードにはそれぞれ数字と色とマーク(人とハートと立方体)が書かれています。
さらにカードにはそれぞれ、2つの質問が書かれており、カードを捨て札にすることでそれぞれ情報を得ることができます。例えば場札にハートが何枚ありますかとか、青は何枚ありますかとかですね。

手番では答えを宣言する以外では、「場札を変える」と「手札をプレイする」を実行します。
場札は、必ず左から右に昇順に並ばなければいけません。
この昇順でなければいけない部分がこのゲームの醍醐味というか外連味というか、すげーいい味なってるきがします。

プレイしてみた

これ始めてみると、スタート時点でのヒントの少なさに驚きます。
全く持って公開情報がないんですよね、だからなんとも言えない。
ただ、最初にプレイヤーが1枚手札をプレイすることで、そのプレイヤーの場札にないカードがわかるんですよね。公開情報が増えます。
この情報も使いながら、どうにかこうにかしていく感じではあるんですが。

ここでさらに試練になってくるのが、左から右に昇順でなければいけないというところ。

例えば、自分の手番になった時点で全員が「4,7」の並びであることがわかったとします。
自分の場札が「1,4」だった場合に、4の隣に7を並べればと思いきや、

それは「場札を変える」ではないのです。変えるというのは、どちらかのカードと交換する必要があるわけですよね。
つまり、ここから4,7の並びにするには、2手番必要となります。 4と7を入れ替えて

1と4を入れ替える

これでみんなと一緒になるかと思いきや、他の人の手番でも「場札を変える」が行われているので、さて先程とおなじになっているのかどうかなんていう話になりますが…
まあこれマニュアルにも書かれているんですが、すれ違いが起きた場合には「2手番後に落ち合おう」みたいなコミュニケーションはオッケーとなっていますので、それを使えばいいんですが、このルールがなかなかに効いてくる。
いやー、まだわかんねーなーと思っていたら、他の人達はもう10年前のカフェを思い出しているかもしれない。私が迷っている間に、他の人達は別の店に行ってしまうかもしれない。

そんな待ち合わせのすれ違いが楽しめるいいゲームですね。

どんな人におすすめか。

これは論理パズル系大好きな人達でわちゃわちゃするのが一番楽しいと思いますが、そこまで難しいパズルでもないですし、捨て札から場札がわかってくるので、パズル苦手だなーという人にもチャレンジしてもらいたい気もします。
ただ、協力ゲームなんでね。それが苦手な方にはちょーっと辛いところがあるかも。とくにすれ違いが発生したときとか、すげー悪い気がしちゃったりすると、せっかくのゲームなんでね。

ということで、人を選ぶ気もしますがすげー面白いゲームなのでプレイする機会がある方はぜひ。

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